ドル円は先週末大きめの下落で終りました。
週足では長い上髭(ローソク足実体よりも髭が長いので、一応ピンバーという認識)が出来上がりましたね。
先々週まで髭のみが上抜けていたショート目線の最終防衛ラインとも言えるフィボナッチライン0.618(153.404)を週足確定で上抜けで確定している為、限りなく現在の目線は長期でも上に傾きつつありますがやはり15日の下落でできた上髭は無視できません。
先週書いたドル円展望でも話していましたが、現在上昇中であるドル円が下降転換し再度今年の安値を目指す勢いで逆行していく為には現在の上昇トレンドの下降転換(日足レベルでの転換)が必要になります。
勿論、日足レベルの上昇トレンドが終了するには、たった1日だけで起きた調整レベルの下落程度では事足りませんが、それは単に下落幅だけの話では無く、やはりそれなりのプライスアクションも必要になります。
つまり、今後もし日足レベル上昇トレンドが転換していく為には、天井圏のパターン形成をしていく必要があります。(~トップとか三尊的なもの)
トレンド転換の要素として、私が考える条件には以下の3つの条件が必要になります。
①20SMAを明確に抜けてくる事。
②今まで続いてきていたトレンドラインを明確に抜けてくる事
③直近の押し安値(戻り高値)を明確に抜けてくる事。
の3つです。
そして①~③のそれぞれには、その条件が揃った後共通して言えることが有ります。
それは抜けてきた線が「レジサポ転換する」という事です。
そして更に、この現象は必ず下位足から順に発生してくるという事です。

では、以上の条件が各時間軸で、今、どうなっているのかを週末の間に見て頂きましょう。
今回はいつもと違って【1時間足】から見ていきますね!※それ以下の足は省略します⇊
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画像には
・1時間足20SMA(灰色)
・今まで機能していた直近の上昇トレンドライン(緑色)
・そして押し安値ライン(赤)1時間足レベルの押し安値は155.520。
それぞれを全て下抜けて、上記3つの条件が揃っています。

よって、1時間足レベルでは既に下降転換して、下降トレンド入りしていると言えます。
そして、以下の情報も読み取れます。
・1H200SMA(青)を下抜けしているが、騙しのプライスアクションとなって折り返し反発してきている事。
・青い上昇トレンド(もう少し長期目線で見た場合の上昇トレンド)が200SMAと重なっていますが、それも同時に騙し下げが発生していると考えられる事。
ですね。
※以上の状況から、恐らく1時間足レベルの早い流れで起こっている今の下落は、既に一巡している可能性が有るのではないかと見ています。
では次に【4時間足】を見ていきましょう⇊
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・4時間足20SMA(黄色)
・上昇トレンドライン(青)(さっき1時間足でも説明していたものと同じに引いたライン)
・押し安値ライン154.341(赤)
4時間足では、条件の1つまたは2つが揃っていると考えています。
※ただし、トレンドラインは髭だけ刺さっているので条件未達成。
※押し安値ラインも下抜けてきてはいるものの、最後は陽線となって押し安値ライン154.341の上にぎりぎり戻りました。(現段階では、下抜けが騙しであった可能性が有る為、今後の動向を要観察と言った所)
そして、以下の情報も読み取れます。
・4時間足の一目均衡表はまだ三役好転中。
・上昇の過程に引いたフィボナッチライン0.618(153.903)で反発している事。
・抜けてきた押し安値ラインは154.341と考えてはいるが、その次は153.408、そしてもう更に一つ下の押し安値が152.142。(ただし前回までの上昇の過程は勢いが良く、4時間足で見た場合の「明確ではっきりとした押し安値」があまり無いので、最下部の152.142の押し安値と比べると上記2つのラインは明確であるかどうかが判断し難い事)
※明確ではない場合、そのラインは大衆の意識ラインとして見られていない可能性が有る為、そのライン抜けを条件達成できているとは断言できないという事です。

微妙ですよね?
でもこれで、4時間足を見てもまだ何とも言えないという事だけは分かりましたね。
そして、ここ迄の情報でハッキリして来た事は、『今は4時間足以下の目線では、強いサポートがある辺りで反発してきている可能性が高い』という事が解ります。
💡↑これは短期トレードをするにあたっては重要な項目です。↑💡

まぁそれはさておき。。。次は【日足】を見ていきます。⇊
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・日足20SMA(オレンジ)
・上昇トレンドライン(白又はオレンジ)※これも判断が難しいです。
・押し安値ライン(赤)151.284その下は141.646(この間は断続的な上昇の為、押し目が無いので押し安値が離れています)
という事で、こちらの時間軸になってくるとまだ何一つ転換の条件に達していません。つまりはまだ現段階では明確に上昇トレンド中であると言えますね。
ただ、重要なのは上記の様に、日足レベルの押し目があまり多くない上昇をして来た為に、上昇トレンドライン白もオレンジも、どちらもそれぞれ2回づつしかタッチしていない為まだこれらのどちらが正しい日足レベルのトレンドラインと言えるのかどうかすら、まだ怪しい段階だという事です💦
基本的にトレンドライン含む全ての直線ラインは、ラインを引く際に最低でも2つ必要ですが、しっかり意識されていると断定付けられるのは3回以上反発してくる事が条件だと考えます。
そうなって初めて、大衆が意識ラインとして見始める事で、それが自ずとサポートラインやレジスタンスラインとして機能してくるのだと考えています。
※白ラインは、近くに寄せてみてみると明確には3回目が触れていませんので、まだ判断が難しい所です。拡大画像⇊
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※オレンジのラインだと既にかなり下落した後の話になってしまうので、今の上昇のペースと比較するとトレンドラインとしてはかなり乖離している様に見えます。

なのでどちらかと言うと白の線を日足の上昇トレンドラインと仮定しておきたいかなと言うのが私の見解です。


という事で、今回は短期足から考察していきました。
全体的にいうと...
・まだ短中期的には上昇の可能性があり、今後は先ず短期的な下落が一巡してきている可能性が高く、又それを起点として再度短期足が上昇転換する可能性のある上位足のサポート帯に来ている事。
・中期目線がはっきりしない事。
・長期目線がまだ上である事。
・転換の兆しは下位足から起き始めている事←『コレ重要』
※これはあくまでも推測の段階ですが来週の週足が153.404(日足、週足チャートに引いているフィボナッチライン0.618)以下で確定した場合、フィボナッチライン上抜けが騙しとなったという事実が出来てくる事。←これも重要
この環境認識で次週は戦略を練っていきたい所存です。
※詳しい戦略についてはいつものSNSでの連投で!
では来週も頑張りましょう!!!
Candlestick AnalysisMultiple Time Frame AnalysisSupport and Resistance

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