商品相場が盛り上がっております。
金、プラチナ、東商原油、無双状態であります。
■これは「トレンド」か「熱狂」か
私はコテコテのトレンドフォロー派ですし、この無双状態に乗ることもできます。
ただ、「熱狂(狂った熱)」に飛び乗るのは違います。
価格が暴騰、あるいは暴落したとき、「トレンド」か「熱狂」かを判断する方法として、私は移動平均線乖離率の標準偏差でジャッジすることにしています。
3Z以内なら「トレンド」、3Zを超えたら「熱狂」と判断することにしています。
金は現在2Zを超えたあたり。
プラチナは現在1.5Zを超えたあたり。
「トレンド」と判断します。
しかし。
東商原油。これは通常の1Zが5.3%。
つまり、3Zである15.9%を超え、現在21.36%にまで達しています。
これは「熱狂」であると判断します。
2010年以降、東商原油が3Zを超えたのは、
■買われ過ぎの方向に超えたのが
2016年12月12日、2020年5月21日、2020年6月8日の3回。
■売られ過ぎの方向に超えたのが
2010年5月25日、2014年12月27日、2021年1月14日、2015年8月25日、2016年1月12日、
2016年1月18日、2016年1月20日、2018年12月25日、2020年3月9日、2020年3月19日、
2020年4月22日、2020年4月28日
の12回。
この時、カウンタートレンドをした場合の、5日後の勝率を計算すると、11勝3分け1敗。
勝率73%。負け率6.7%です。
負け率6.7%ですからもちろん負けることもあるでしょう。
しかし、3Zのサインが出るなんて12年に15回しかない、超絶勝負どころ。
ここで負けを恐れて勝負しなかったら一生勝てない。
リスク許容量を通常の倍にして大勝負のショート。