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親が特殊詐欺被害にあう不安感じる56% 4割の親が「特殊詐欺と思われる電話に出たことがある」

セコム株式会社

~「離れて暮らす親に関する意識調査」~

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:吉田保幸)は、全国の30歳~69歳の男女560人を対象に「離れて暮らす親に関する意識調査」を実施しました。 高齢者を標的とした特殊詐欺事件は連日各所で報道されています。警察庁によると、2023年の特殊詐欺の認知件数は前年比8.4%増の1万9038件と過去15年間で最多となり、被害額は前年比22.0%増の452.6億円に及んでいます。 今回、社会的に危機感が高まっている特殊詐欺に焦点を当てて不安意識や対策状況などを調査しました。なお、本調査結果についてセコムIS 研究所の研究員・濱田宏彰の分析とコメントも掲載しています。

調査概要

■実施時期:2024年10月4日(金)~10月7日(月)

■調査手法:インターネット調査

■調査対象:全国の30歳以上、70歳未満の男女560人

■調査機関:セコム株式会社調べ【実務委託先:楽天インサイト(2024年10月)】

サマリ1.

9割が別居している親の生活に不安を感じるも、31%は「対策していない」

別居している親の暮らしに不安を感じている人は87.0%で、その内容のトップ3は1位「病気や怪我」(66.3%)、2位「認知機能の低下」(42.5%)、3位「車の運転」(30.2%)という結果でした【図1】。

何かしらの不安を感じている人に具体的な対策を聞くと、「連絡の頻度を増やす」(43.1%)が最も多く、31.0%は「対策していることはない」と回答しました【図2-1】。なお、「介護サービスを利用する」(16.2%)と回答した人を年代別に見ると、60代が33.3%と30代・40代(5.9%)の5倍以上で、年代が上がるにつれて介護サービスの利用が増える傾向を確認できました【図2-2】。

【図1】別居している親の暮らしで不安に感じること(複数回答)(n=560)

【図2-1】別居している親の暮らしの不安解消のために対策していること(複数回答)(n=487)

【図2-2】各年代で介護サービスを利用する人の割合(n=79)

サマリ2.

別居している親が特殊詐欺にあう不安を感じる人は56%、

約4割の親が特殊詐欺と思しき電話に出たことがある

別居している親が特殊詐欺の被害にあう不安を感じている人は全体の56.0%(「感じている」(18.0%)、「どちらかと言えば感じている」(38.0%)の合計)【図3】に上る一方、32.0%は何も対策をしていないことが明らかになりました【図4】。

なお、別居している親が特殊詐欺の被害にあった経験の有無を聞くと、35.9%が「被害にあったことはないが、特殊詐欺と思われる電話に出たことがある」と回答し、実際に「被害があったことがある」という人も3.2%で危機が身近に迫っていることがみてとれます【図5】。

【図3】別居している親が特殊詐欺の被害にあう不安

【図4】別居している親が特殊詐欺にあわないための対策の有無

【図5】別居している親が特殊詐欺の被害にあった経験

サマリ3.

特殊詐欺への対策1位「知らない番号の電話に出ない」、対策していない人は「方法が分からない」が4割

別居している親が特殊詐欺の被害にあわないよう対策している人に具体的な内容を聞いたところ、「知らない番号からの電話は出ないようにしている」(54.4%)が最も多い結果となりました。「家族との電話で合言葉を決めている」と回答した人はわずか9.9%で1割に満たないことが明らかになりました。【図6】。

対策をしていない人の理由は、1位「どのような対策をすればよいかわからないから」(42.5%)、2位「今まで被害にあう危険を感じたことがないから」(30.2%)、3位「親が自分は大丈夫だと思っているから」(29.1%)となりました【図7】。

【図6】別居している親が特殊詐欺の被害にあわないための対策(複数回答)(n=283)

【図7】別居している親が特殊詐欺の被害にあわないための対策をしない理由(複数回答)(n=179)

解説 セコムIS研究所の研究員・濱田宏彰による対策の紹介

特殊詐欺の認知件数と被害額は近年増加傾向にあり注意が必要です。手口も巧妙化しており、親心に付け込んだり不安をあおったりしてお金を支払わせるケースが後を絶ちません。

今回の調査では、別居している親が特殊詐欺の被害にあう不安を感じている人は56.0%にのぼるものの、32.0%の人は対策を講じていないことが明らかになりました。電話中に同居の家族がいる場合は、不審な電話を受けたとしても話の流れで詐欺に気づける可能性がありますが、親が一人暮らしの場合はより慎重な対応が求められます。

対策としては、空き巣や強盗と同様に「家に入れさせない」ことが重要で、具体的には「電話に出ない」「話を聞かない」ことが有効です。実際、別居している親が特殊詐欺の被害にあわないよう対策をしていると答えた人のなかで最も多いのは「知らない番号からの電話は出ないようにしている」(54.4%)であり、対策として浸透しつつあると読み取れます。

一方、対策をしていない人の理由としては、「どのような対策をすればよいかわからないから」(42.5%)が最多で、次いで「今まで被害にあう危険を感じたことがないから」(30.2%)、「親が自分は大丈夫だと思っているから」(29.1%)が上位となり、“自分ごと化”していない人が一定数いることが分かりました。また、全体の約4割が「特殊詐欺と思われる電話に出たことがある」と回答しており、危険が身近に迫っていることを示しています。

これから対策を講じる方は、「自分もだまされるかもしれない」という意識を持つことが重要です。そのうえで、「家に入れさせない」ために、「知らない番号からの電話は出ない」よう親と話し合うほか、親への連絡や帰省の頻度を増やして変わったことがないか把握することで、被害にあわないよう備えていただきたいと思います。

セコムIS研究所リスクマネジメントグループ 研究員・濱田宏彰

シニアリスクコンサルタント/防犯設備士/防災士/日本市民安全学会常任理事

サービス・商品 離れて暮らす親御さんを見守るサービス

■セコム・ホームセキュリティNEO

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