ISS社、フロンティアの株主にベライゾンの買収提案に対する議決権行使の棄権を勧告

著名な委任状顧問会社であるInstitutional Shareholder Services社は金曜日、フロンティア・コミュニケーションズ FYBRの株主に対し、ベライゾン VZの200億ドルの買収提案に対する投票を棄権し、代わりに延期提案を支持するよう勧告した。

株主は、少なくともあと1年は成立しないであろうベライゾンへの売却が、同社単独の選択肢よりもリスク調整後の代替案として優れているかどうかを判断しなければならない、と委任状アドバイザリー会社は報告書で述べた。

ISSは、「この先、実質的により大きな価値が得られる可能性があること、そして取引を承認する緊急性がないことを考えると、株主が当分の間、棄権するという選択肢を行使することは合理的であると思われる」と述べた。

ベライゾンは9月、フロンティアを1株当たり38.50ドルの売り出し価格で買収すると発表した。米通信大手は、光ファイバーの加入者基盤を構築し、AT&T Tなどのライバルとの競争力を高めようとしている。

しかし、この買収はフロンティアの一部の株主からの反対に直面している。 ロイターは先月、光ファイバー・インターネット・プロバイダーの大株主の一部がこの買収に懸念を抱いていると最初に報じた（(link)）。

フロンティアの10％近くを所有するグレンドン・キャピタル・マネージメントは先月、フロンティアの資産と収益の軌道を「著しく過小評価」しているとして、現在の価格での買収に反対票を投じることを決定したと述べた。

ISSは、ベライゾンが "現段階でフロンティアに対する入札額を劇的に引き上げる "可能性は低いと見ている。

先週 (link)、フロンティアは、他の買い手候補からの関心を検討した結果、ベライゾンの提案が最も有利な選択肢であると判断し、この提案に賛成票を投じるよう株主に要請した。

この提案は「非常に魅力的」であり、株主にとって大きな価値を生み出すものであるとしていた。