こちらがFRBの資産額推移です。
桁が多すぎて分かりにくいですが
単位が百万ドルですので
左端の数値が兆ドルを指しています。
つまり現在は8兆2571億円ということになります。
FRBの資産が増える要因は国債の買い入れです。これを縮小するのがテーパリングということになります。
全体を見ると大きく3つの増加期があることが分かります。
①(緑)のリーマンショック期
②(赤)のコロナ発生期
③(紫)のコロナ拡大期
分析
①のリーマンショック期においても継続的な金融緩和を行ってきたことがこちらのラインチャートから分かります。
一方で
②(赤)のコロナ発生期には極めて機動的に金融緩和を行い、マーケットに資金供給を行ったことが分かります。
そして現在に至る
③(紫)のコロナ拡大期には継続的に資産購入を進めていることがうかがい知れます。
現在、米国は
中央銀行が③のように継続的に資産購入(金融緩和)をしつつ、
政府は大規模な財政支出(財政政策)を行っており、それが上手く回っていると感じています。
ただ、資産購入をこのまま続けるわけにもいきませんのでテーパリング(資産購入縮小)の時期が大切になってきます。
また、大規模な財政支出による債務も膨れ上がってきていますので、今後はどうやって解消していくかが課題となります。
本日は以上です。ありがとうございました。