2024年3月19日、日銀は17年ぶりに利上げを決定しました。
内容としては、マイナス金利を解除し、-0.1%~0.0%の金利、つまり大規模緩和から通常の金融緩和に移行するというもの。
ドル円相場では、発表内容を織り込み済であり、円安方向で反応。
ドル円はマイナス金利解除の1時間後には150円台で推移するなど、円高方向への動きがみられない。
ドル円相場の焦点はドットチャートに移行している。
ドットチャートとは、FRBメンバーによる金利動向予測。
2月までは4回の利下げが予想されていたが、現在では3回が予想されている。
しかし、インフレ率が3%台であり、再び再燃している現在の状況で、本当に利下げするのか怪しい。むしろ、利下げはないのではないかという予想も立てられる。市場の期待と実際のデータが示唆するものが違う。
ドル円相場は今後も円安ドル高がしばらく続きそうだ。
では、一体どこまでドル円相場が上昇する可能性があるのか。
フィボナッチエクスパンションとRSIの動きから、今後のドル円動向を探ります。