こんにちは、皆さん。今回もユーロドルの動向について見ていきましょう。
先週、米国の7月小売業のデータが発表された直後に、ユーロドルは急落しましたね。この動きは市場にとってサプライズであったかもしれませんが、私たちはその後の先物価格までの上昇をしっかりと予測していました。そして、実際にその通りの動きとなりました。そこから①1.1000に戻ってくる動きでをお伝えしておりました。
特に注目すべきは、金曜日の引けにかけての動きです。土曜日の早朝、米国債の利回りがさらに低下し、それに伴って米ドルが売られる展開となりました。その結果、ユーロドルもさらに上昇して②1.1035のオプションレベル付近まで上昇して週を終えました。このような市場の動きは、利回りの低下がドルの売り圧力となり、ユーロの買いが進むという典型的なパターンです。
先週オプションがあった場所はプットしていた勢が現物との裁定取引をしてくる可能性がありますので期日を過ぎても効力を発揮する場合があります。
さて、週明けの展開ですが、少し上昇した後、先物価格まで下落する可能性が高いと見ています。現在、しっかりとしたトレンドが出ていない状況ですので、こういった実需の動きが強くなる時期に差し掛かっています。特に夏場は流動性が低く、実需主導の動きが多くなりますので、短期的な値動きに注意が必要です。
今回のような状況では、無理にトレンドを追わず、市場の動きを冷静に観察しながら慎重に立ち回ることが重要です。それでは、次の動きにも注目しつつ、引き続きトレードに励んでいきましょう。