今週の振り返り

今年も例年通りレイバーデー明けの不安定な動きとなった。

先週末のnoteで書いていたシナリオのうち「ベース安値を下抜けると売られやすくなるため、下落の動きには注意した方がいい。」「S&P500構成銘柄の50日移動平均線を上回る割合が81.5%と天井圏に近づいているため、こちらも注意したい。利益確定売りが増える可能性がある。」の動きのほうが実現したようだ。

黄色のベースを上抜けすれば高値越えを目指すところだったが、ベース高値を越えられずそのままベース安値を下抜ける展開となった。
ベースを下抜けた後は続落でフィボナッチの50%ラインまで下落した。

ベース下抜けた後の9月4日(水)~9月5日(木)の高値はベース安値付近を天井に売られた。
7日出来高加重移動平均線を上回ることもできず弱さが見て取れる。
ベース構築していた時期は出来高が薄く、9月3日(火)の下落から出来高が増加しています。
売り圧力の強さが物語っている。

9月6日(金)には75日出来高加重移動平均を下抜けて、売りに拍車がかかった大陰線を描いた。一時は5,394まで下げたがフィボナッチ50%まで戻した形だ。

フィボナッチ50%で下げ止まるかと言うと微妙なところで、先週末の下落シナリオに書いた通りフィボナッチ38.2%までもう一押し下げていく流れがあるのではと踏んでいる。一時的には急落の反発はあるだろうが、上値で売りに押されやすいのではないか。

どこかの安値で踏みとどまるシーンに移るときには、急反発するよりは売り買い上下する安値でのベース構築が起きるかも。

次週のシナリオ
①上昇する場合

急落から反発するなら、まずは75日出来高加重移動平均の上抜けが必須。
75日出来高加重移動平均を越えられない水準であれば売り圧力のほうが優勢に転びやすい。
現時点ではフィボナッチ61.8%が該当する水準。

上昇を続けられたとして、黄色のベース安値が次のお試しポイント。

②下落する場合

もう一押しの下落が続くなら、引き続きフィボナッチ38.2%を目先のサポートラインとして見る。

38.2%がサポートラインとして機能しない場合は200日出来高加重移動平均線が次のサポートライン候補だろう。
Trend Analysis

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